健康

野口晴哉『風邪の効用』が本当に伝えたかったこと

2026.09.30

さえぐさ誠先生の画像

さえぐさ誠先生 「病気の効用」から考える健康

病気は、ただ怖がるものなのでしょうか。野口晴哉先生の名著『風邪の効用』を手がかりに考えます。そして、病気を体からの大切な合図として受け止める考え方を、紹介します。

さえぐさ誠先生は、野口整体をはじめ、合氣道やカタカムナを長年学んできました。つまり、日本の身体文化を、学びながら実践してきた方です。先生ご自身も、13歳の時に重い病気を患いました。そして、野口整体によって回復したことが、この道を歩む始まりでした。今回は、小田真嘉さんとの対談で、「病気とは何か」という根本のお話をされています。

風邪は、治すものではなく経過するもの

野口晴哉先生は、『風邪の効用』という本の中で説きました。「風邪は治すものではなく、経過するもの」だと。風邪は、体の調子を元に戻すための、一つの合図です。それをどう受け止め、体の巡りを滑らかにしていくか。すると、体は再び整っていきます。例えば、毎日が晴れでは、大地が乾いてしまいます。同じように、体にも、時には雨や雪の日が必要です。

そして、さえぐさ先生はこう語ります。「野口先生が本当に伝えたかったのは、風邪の効用ではなく、病気の効用だったのではないか」

病気の効用 ― 暮らしの知恵に学ぶ

病気を、外からやってくる敵とだけ考えるとします。すると、私達はいつまでも、恐れ続けることになります。だからこそ、病気を呼び込んでいるものに目を向けます。それは、自分自身の体質や姿勢です。

例えば、手や口を清めてから、神社に入ります。また、家に入る前に、靴を脱ぎます。こうした、日本人が昔から大切にしてきた暮らしの知恵にも、そのヒントがあります。病気の見方が変わると、毎日の暮らし方も変わっていきます。

なお、毎日の生活習慣を見直すことについては、こちらの記事でもご紹介しています。
▶ 105歳まで生きた巨星が変えた日本の医学常識。

▶ 短い動画はこちら:風邪は治すものではなく、経過するもの

▼ 詳しくは動画でご覧いただけます

※ この動画は、小田真嘉さんのYouTubeチャンネル「LIMIT BREAKER」での対談です。